富士通は2月25日、仮想化技術を利用して関東学院大学(神奈川県)の学内サーバ53台を34台に集約したことを発表した。

今回同社はサーバの集約にあわせて学内のシステムを刷新。ブレードサーバ「PRIMERGY BX920」30台とラックマウントサーバ「PRIMERGY RX300」4台、ストレージ「EMC CLARiX CX4-480(一式)」をハードウェア基盤とし、仮想化ソフトウェア「VMware vSphere 4 Advanced」などを利用して仮想環境を構築した。

関東学院大学は、システム刷新にあわせて学内のクライアントPCのリプレースも行っているとのことだが、この要素も含めた上での今後4年間におけるコスト削減効果(電力料金)としては1335万円を見込んでいるという。また、同4年間でCO2排出量を最大474トン(杉の木3万3856本)削減する。

関東学院大学における新システムの概要図