麻雀の天才代打ちを主人公にした人気コミック『アカギ』も手がける福本伸行氏が、1996年より「ヤングマガジン」(講談社)に連載を開始した『カイジ』。人間の生き様を問いかける高いテーマ性を持ったドラマが魅力の本作は、2007年10月にTVアニメ化され好評を博した。

25日、都内某所にて行われたTVアニメ『逆境無頼カイジ 破戒録篇』記者発表会は、4月から全国のホールにて稼働が予定されている高尾の『パチンコCR弾球黙示録カイジ2』発表会と合同で開催された。『逆境無頼カイジ 破戒録篇』は、シリーズ最大のヒットエピソードとされる「パチンコ沼」編をアニメ化。伊藤開司(カイジ)役は前作に続き俳優の萩原聖人が、パチンコ「沼」のある裏カジノの店長・一条役に浪川大輔が起用されている。

TVアニメ『逆境無頼カイジ 破戒録篇』キービジュアル

『パチンコCR弾球黙示録カイジ2』は、「開司」と「利根川」という継続率に違いがある2スペックが存在する。大当たり確立はともに1/389.9

TVアニメ『逆境無頼カイジ 破戒録篇』記者発表会のステージには、伊藤開司(カイジ)役の俳優・萩原聖人と、TVアニメ第一期で利根川幸雄役を演じた白竜に加え、原作者の福本伸行氏、番組プロデューサーの中谷敏夫氏が登場。

萩原は「アカギやカイジを演じる前から、福本先生のキャラクターで演じたいキャラクターがいたんです。それくらい福本先生のファン」とアピール。これを受けて、福本氏は「声を聞いていくうちに、アカギやカイジは萩原さんの声になっていった。今では、漫画を描いていてもセリフは萩原さんの声でイメージしている」とお互いを褒めたてた。また、番組プロデューサーの中谷氏は、「自分が数ある漫画のエピソードで、一番好きなのがカイジの「パチンコ沼」編。今回それがやっとアニメでできる。これも今まで自分の徳を積んできた結果(笑)」とコメントし、出演者の笑いを誘っていた。

写真左から白竜、福本伸行氏、萩原聖人、中谷敏夫氏

『逆境無頼カイジ 破戒録篇』は2011年4月5日(火)より、日本テレビ系(一部地域除く)にて毎週火曜日深夜24時59分から放送予定。なお、2009年10月に藤原竜也主演で実写映画化された本作は、2011年秋に第2弾の公開も控えている。

<TVアニメ『逆境無頼カイジ 破戒録篇』ストーリー>
伊藤開司(カイジ)は、帝愛グループとのスターライトホテルにおける争いに敗れ、借金はついに約1,000万円に膨らんで、逃亡生活を送っていた。そこでカイジは、金融会社社長でヤクザの遠藤に接近し、新たなギャンブルを紹介してもらおうとする。
しかしそれは実現せず、結局地下の奥深くにある帝愛グループの強制労働施設へ送り込まれてしまい…。
<STAFF>
原作: 福本伸行(講談社「ヤングマガジン」連載)
シリーズ構成: 高屋敷英夫
音楽: タニウチヒデキ
監督: 佐藤雄三
アニメーション制作: マッドハウス
製作著作: 日本テレビ、バップ

<CAST>
カイジ: 萩原聖人
一条: 浪川大輔
遠藤: 内田直哉
兵藤: 津嘉山正種
ナレーション: 立木文彦
(C)福本伸行/講談社・VAP・NTV