リコーは、バイオマスプラスチックを採用したA3対応のデジタル孔版印刷機の新製品「Satelio(サテリオ) A650V」を3月10日から発売すると発表した。価格は1,400,000円(税別)。

「Satelio A650V」

新製品は、2005年11月に発売した「Satelio A650」の後継機で、リコーのデジタル孔版印刷機の最上位機種に位置付けられる。新たにバイオマスプラスチックを本体に採用し、環境に配慮している。同社によれば、バイオマスプラスチックを本体に採用するのは業界初だという。そのほか、設定した時間になると自動的に電源が切れる電源オフ機能、待機時の消費電力を低く抑える省エネモードなどを搭載する。

読み取り/書き込みともに解像度は600dpiで、一度に複数枚の用紙を給紙した場合にプリントを中止する重送検知機能では、2つのセンサーを搭載することにより精度を向上させている(前身機は1つ)。また、用紙の先端をつまんでプリントする「ペーパークランプ搬送」の精度を向上し、用紙搬送時のズレを防止している。

セキュリティ機能としては、印刷が終わった版を蓄積する排版ボックスにロックをかけるセキュリティモードや、プリントスタートキーをロックするシークレットモードを搭載している。

給紙容量は1,000枚、製版時間は19秒(A4ヨコ・等倍)、印刷速度は60~135枚/分。インタフェースは、USB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b対応無線LAN。外形寸法は、W1,420×D705×H1,020mm(給紙台・排紙台使用時)、重量は120.5kg。