キヤノンは7日、デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X50」を発表。3月下旬に発売する。ボディカラーはブラックに渋めのレッドを加えた2色展開となる。価格はオープン。

同時発売の「EOS Kiss X5」の妹分となる「EOS Kiss X50」

推定市場価格は、ボディ単体が5万円前後、標準ズーム「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II」とのレンズキットが6万円前後、さらに「EF-S55-250mm F4-5.6 IS」を加えたダブルズームキットが9万円前後。そして、標準ズーム「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II」に開放値F1.8の軽量大口径単焦点レンズ「EF50mm F1.8II」を加えた「こだわりスナップキット」が7万円前後。「こだわりスナップキット」初回1万本には、同梱プレミアムとして「表現セレクトブック」「キヤノンフォトサークルウェブ1年間無料体験」がセットされる。

「EOS Kiss X5」に搭載された、「シーンインテリジェントオート」は採用されていない

背面には2.7型液晶を採用する

EOS Kiss X50は、同社デジタル一眼レフカメラエントリーモデル「EOS Kiss」シリーズの裾野を広げるモデル。小型軽量を重視するが、ミラーレス機より本格的な一眼レフを好む層に強くアピールする。APS-Cサイズ1220万画素CMOSセンサー、常用ISO感度最高6400までの高感度対応、そして最高約3コマ/秒の連写性能と十分な基本性能を持ちながら低価格を実現した。特に連続撮影可能枚数に関しては、約830枚(JPEGラージ/ファイン)と、同時発売の上位機種「EOS Kiss X5」の約34枚(同)を上回る。

初心者にもわかりやすい「表現セレクト」

そのほか、撮影画像に対して「くっきり鮮やかに」「ふんわりやわらかく」「暖かくやさしく」「しっとり深みのある」「ほの暗くひっそりと」といった表現を選んで適用できる「表現セレクト」、各モードや機能の説明を簡単に表示する「機能ガイド」の搭載など、EOS Kiss X50は、シンプルでありながら初心者にやさしい、よりカジュアルなエントリーモデルに仕上がっている。

女性ユーザーを意識したレッドも用意し、EOSシリーズ初の2色展開

動画機能「EOSムービー」は、HD(1280×720)に対応し、背面液晶は23万ドット2.7型。本体サイズは129.9(W)×99.7(H)×77.9(D)mm、重量は495g。

「EOS Kiss X50」フォトコレクション