東京証券取引所は28日、オンライン証券4社が東証デリバティブ市場に参入し、個人投資家向けに、有価証券オプションの取扱いを開始することを表明したと発表した。4社ともすでにさまざまな金融商品を個人向けに提供している実績があるが、オンライン証券が個人向けに有価証券オプションの取扱いを行うのは「国内初」(東証)という。

有価証券オプションは、資産運用状況や相場状況に応じて、さまざまな投資戦略がとれる商品で、保有株のリスクヘッジに利用したり、信用取引と同じようにレバレッジ取引の一種として活用したりすることができる。

東証では、この有価証券オプションの愛称を新たに『かぶオプ』と名づけ、「個人投資家が十分に活用できるような市場運営及びプロモーション活動を行っていく予定」。

「かぶオプ」の取扱い会社は、インタラクティブ・ブローカーズ証券(2011年3月から取扱開始)、カブドットコム証券(同4月から取扱開始)、SBI証券、岡三オンライン証券(同6月ごろから取扱開始)、となっている。

その他東証デリバティブ商品の各社取引開始予定時期