STMicroelectronicsは、トラッキング・ソリューションの開発を行ってるbluechiipとMEMSベースのトラッキング・タグの製造に関して協力することを発表した。

bluechiipの提供するトラッキング・タグは機械式デバイスであり、極度な高/低温条件下においても故障せずサンプルのIDを読み取ることか可能なほか、ガンマ線照射にも耐えることが可能だ。そのため、従来の認識技術やラベル/バーコード/RFIDなどのトラッキング・ソリューションよりも高い堅牢性を実現することが可能で、労働集約的なヘルスケア市場、特にバイオバンクで必要とされる高水準のデータ保証を実現することができる。

今回のSTMicroが製造する同タグも病理学・臨床試験・バイオリポジトリ・法医学などの分野やセキュリティ・国防・産業・製造・廃棄物・航空宇宙などの分野でも応用が可能だが、当初はバイオバンクなどのヘルスケア分野を対象としてビジネスを行っていくとしている。

bluechiipのトラッキング・タグを読み取ることが可能なリーダー「Matchbox」

トラッキング・タグの活用イメージ

同タグは、MEMS技術により製造した共振器を組み込んだ微小な機械式チップをベースとしており、電子部品をまったく含まないのが特長。機械式チップとアンテナで構成され、ガラスびんやバッグなどの貯蔵用製品に埋め込んだり、製造時にそれらに組み込んだりでき、液体窒素の低温環境(約-196℃)や200℃の高温環境においてもデータの読み取りが可能となるほか、霜が付いた状態でもデータ伝送が可能となっている。