宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、1月22日にH-IIBロケット2号機によって種子島宇宙センターより打ち上げた宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)が、1月28日3時34分(日本時間)に国際宇宙ステーション(ISS)との結合に成功したことを発表した。

SSRMSにより曝露パレットが把持された「こうのとり」2号機(出典:JAXA/NASA)

こうのとり2号機は1月27日20時41分(日本時間)に、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System:SSRMS)により把持され、その後、ISSロボットアームの操作によりISSと結合、同3時34分にこうのとり2号機への電力・通信ラインの接続が完了し、これにより、こうのとり2号機とISSへの結合が完了となった。

その後、1月28日5時47分(日本時間)にISSの第26次長期滞在クルーが与圧内部に入室しており、今後は船内外の貨物の順次ISS内への移送が行われる予定で、2月1日にはSSRMSにより補給キャリアの非与圧部から曝露パレットが取り出され、日本実験棟「きぼう」のロボットアームに受け渡された後、きぼうの船外実験プラットフォームに取り付けられる予定となっている。

第26次長期滞在クルーが「こうのとり」2号機に入室する様子(出典:JAXA/NASA)