NTTコミュニケーションズは1月19日、新たなネットワークサービス「Universal One」の受付を2011年4月より開始すると発表した。同サービスは品質と価格で分類された4つのプランから構成することで、迅速な導入を狙っている。

NTTコミュニケーションズ 取締役 ビジネスネットワークサービス事業部長 原隆一氏

取締役 ビジネスネットワークサービス事業部長の原隆一氏は、同サービスの特徴は3つあるとして、次のように説明した。

「1つ目の特徴は、現在のVPNサービスは煩雑になりすぎており、Universal Oneではシンプルさを実現している点だ。当社のVPNサービスは200を超えているが、お客様どころかわれわれも把握しきれなくなっている。ネットワークサービスの総仕上げとして整理を図る。2つ目の特徴はクラウド環境との接続をにらんでのネットワークサービスである点だ。従来のサービスはネットワーク側からの監視しか行ってこなかったが、これからはエンド・ツー・エンドで監視を行う。3つ目は、現在提供しているネットワークサービスは国内と国外でサービスの仕様が分かれているが、Universal Oneはグローバルでシームレスなサービスとなっている点だ」

同サービスはシンプルな回線プランにするため、「ベストエフォートプラン」「バーストプラン」「ギャランティプラン」「プレミアムプラン」の4種類に抑えられており、それぞれL3タイプとL2タイプが用意されている。

Universal Oneの4つのプランの概要

設計も従来のVPNサービスに比べて簡素化が図られており、必要な品質に応じてプランを選択した後、必要な速度から帯域を選択し、必要に応じてオプションを選択するという3つのステップで完成する。これにより、導入のスピードアップを実現する。

設計の手順を3ステップにすることで導入の簡素化とスピードアップを図っている

クラウド環境への対応としては、これまではクラウドと社内ネットワークを個々に導入・運用しなければならなかったところ、事前の申し込みや設定を行うことなく、同サービスから同社のクラウド環境「BizCITY」に接続することが可能だ。加えて、従来なら必要なクラウド環境に接続するための追加の回線や運用に要するコストも不要である。

国内外のシームレスなネットワークの提供は9月以降に予定されている。現在のところ、国外のサービスは国情に応じた個別設計となっているが国内と同様の4つのプランで提供し、申し込み・契約・請求処理もワンストップで行えるようにする。

また、信頼性を確保するために「Universal Oneターミナル」を顧客の拠点に設置し、回線の2重化を標準で提供し、エンド・ツー・エンドの監視を実現する。

今後のスケジュールは、4月に受付と提供を開始した後、7月には既存のネットワークとの接続を行い、9月にはグローバルに向けたサービスを開始する予定となっている。

既存のVPNサービスはしばらく併売されるが、新規の顧客およびVPNサービスを切り替える顧客については同サービスを進めていくという。