iPad日刊紙「The Daily」提供に遅れ - Appleによる課金ルール強化の噂も

 

以前のレポートで1月19日デビューが噂されていた米News Corporationと米AppleによるiPad専用デジタル日刊紙「The Daily」だが、さらにスケジュールが数週間ほどずれ込むことになりそうだ。All Things DigitalのMediaMemoコーナーでPeter Kafka氏が関係者の話として報じている。Appleは現在、The Dailyの提供に合わせてApp Store向けのサブスクリプション機能の提供準備を進めており、こうした作業に遅れが出ているとの指摘もある。またサブスクリプション開始にあたっては、欧州各紙がAppleのルール強化による運用の厳密化についても報じており、ある程度の混乱が予想される。

当初、新メディアのThe Dailyは1月19日に米カリフォルニア州サンフランシスコ市内のSan Francisco Museum of Modern Art (SF MoMA)で開催されるイベントでデビューし、そこにはNews Corp. CEOのRupert Murdoch氏ほかApple CEOのSteve Jobs氏がステージに登場することが噂されていた。だがKafka氏のレポートによれば、原因は明かされていないものの、スケジュールが後ろにずれこんでいるという。これについてはNews Corp.自体が公式に認めており、遅れの度合いは数ヶ月単位ではなく、数週間単位が見込まれるようだ。

また同氏のレポートでは、The DailyのデビューにあたってサブスクリプションサービスがiTunesに導入されることが改めて明記されており、遅れに関してこのサービス導入との関連が予想される。これまで、デジタルマガジンのようなコンテンツ配布にあたっては、まずApp Storeでリーダーアプリを配布し(無料または1回分のコンテンツ込みで有料)、追加コンテンツを別途「In-App Purchase」という仕組みまたは別契約を通して追加購入する必要があった。サブスクリプション導入後はこのフローが統一され、iTunes Store経由で自動的に一定期間ごとに課金が発生するようになり、支払窓口が一本化されることになる。

ただ、このサブスクリプション導入にあたってAppleではルール整備と運用の厳密化を進めており、これまで各社ばらばらだった課金システムの利用を中止するよう訴えているという話が広がっている。The Registerの報道によれば、ベルギーのCorelioというメディアグループのGert Ysebaert氏が地元De Tijdに語った話として、「ゲームの進展とともにAppleはルールを変えてきている」という感想を紹介している。ベルギーの別メディアの話も総合すれば、Appleは同社プラットフォーム内での有料コンテンツの流れを制御しようとしており、ルール変更後はiTunesのサーバを介してコンテンツを配信させることで、30%の流通マージンを確保する狙いがあるという。以前まではコンテンツ配信に関してはメディア各社が独自の配信ルートを確立しており、こうしたiTunesの課金ルールとは直接リンクしていなかった。

似たような話は欧州メディア全体に広がっているようで、CNETではオランダメディアのDe Volkskrantの話題を紹介しており、こうした新ルールが4月1日から有効になるという。そのため、すでにサブスクリプションのような仕組みでコンテンツを一括購入したユーザーがいたとして、新ルール適用後はすべて無効化される可能性があることを警告している。なお、先ほどのRegisterによれば、地元英国でこうした話は現在のところ入手できていないと報告している。

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