グルーポン・ジャパンは1月5日、同社がクーポン形式で販売した外食文化研究所のバードカフェが提供する「謹製おせち」において配送が遅延し商品内容が異なっていた件に関する経緯と今後の対応・対策を発表した。

バードカフェが提供する「謹製おせち」は販売数は500個で、2010年11月25日から27日にかけて、2万1,000円相当の商品を1万500円のクーポンによって販売された(いずれも税込)。その内容は33品を3段重に詰めたもので、12月31日に届けられることになっていた。

バードカフェが提供する「謹製おせち」を販売するWebページ

しかし12月31日、「配送が遅延している」「商品の点数や量、盛り付けなどが写真など事前の説明と異なる」といった苦情が、同クーポン購入者からグルーポンの問い合わせ窓口(Webページ経由のメール)に(12月31日24:00 までの問い合わせ総数92件)寄せられた。

これを受け、同社は1月1日に謝罪文とともに、お詫びとして、クーポン購入者全員に全額返金したうえで、5,000円相当のお詫びの商品を用意する旨を発表した。

お詫びとして提供される商品はいずれもグルーポンの商品で、以下より選択することができる。

  • チョコレート(5,000 円相当商品)
  • アイスクリームギフト券(5,000 円分)
  • お花 カタログギフト(5,000 円分)
  • グルーポン5,000 円分利用チケット

同社は今後の対策として、クーポン商品の提供会社に対する事前審査を厳格化するとともに、クーポン購入者向け専用お問い合わせ窓口を設置することとしている。

一方、「謹製おせち」の販売元である外食文化研究所は、今回の問題の要因について、「500セットの調理と詰め込みに予想以上の時間がかかり、無理な作業を行ったこと」と発表している。同社の代表取締役社長である水口憲治氏は今回の件の責任を取り1月1日付けで辞任した。