東武鉄道は27日、伊勢崎線の「業平橋駅」を「とうきょうスカイツリー駅」に改めると発表した。2012年春の東京スカイツリーの開業に合わせて実施する、同施設の玄関駅として認知度を向上させる目的で、同駅施設のリニューアルも行うという。

とうきょうスカイツリー駅(イメージ)

同駅の改名に合わせて、コンコースの拡幅し、ホームとコンコースを結ぶ乗降階段を1カ所から3カ所に増設する。内訳は上下エスカレーター1カ所、階段2カ所とのこと。さらに現在設置されている定員8名のエレベーターを撤去し、新たに定員30名の大型エレベーターをホーム中央に設置する。改札口は言問通り沿いにある1カ所に加えて、新たに曳舟方に1カ所を設置する。これにより東京スカイツリー方面へ利用しやすくなるという。トイレも現在の多機能トイレを移設してリニューアルするとのこと。

現在の「業平橋駅」は、1902(明治35)年に吾妻橋駅として開業。その後、1910(明治43)年に浅草駅に改称し、伊勢崎線の起点となった。1931(昭和6)年に伊勢崎線が現在の浅草駅へ延伸したときに業平橋駅になったという。同駅が「とうきょうスカイツリー」駅になると、開業以来3度目の改称となる。

東京スカイツリー周辺の開発計画も進行中

なお、同社は東京スカイツリー周辺の開発計画名称を「東京スカイツリータウン」に決定した。地上31階建ての高層ビルと、地下3階までの駐車場などで構成され、商業施設「東京ソラマチ」、水族館、ドームシアター、オフィス施設「東京スカイツリーイーストタワー」を擁する。同施設は「とうきょうスカイツリー」駅に隣接するほか、東武伊勢崎線・東京メトロ半蔵門線・都営浅草線・京成押上線の押上駅とも連絡するとのこと。