スズキは、コンパクトなボディながら広い室内空間を備えたハイト(背の高い)ワゴン「ソリオ」を2011年1月7日より発売する。138万2850円から174万7200円。なお、同車は三菱自動車工業へOEM供給され、三菱は2011年春より日本国内で販売を開始する。

ソリオ S

今回のモデルは、全長3,710mm、全幅1,620mmという取り回しに優れたコンパクトなサイズながら、高い全高(1,765mm)などにより広い室内空間を確保した(室内長:2,100~2,130mm、室内幅1,415mm、室内高1,345mm)。ボディ重量は1,000~1,090kgに抑えた。

狭い場所でも使い勝手がよいスライドドアを後席両側に採用。振り出し量は150mmに抑えた。半ドア状態から自動で閉まるスライドドアクローザーを装備。挟み込み防止機構付きのパワースライドドアも搭載した(一部モデルを除く、以下同)。助手席前倒し機構やワンタッチダブルフォールディングリヤシートを装備し、多彩なシートアレンジが可能。前席と後席間の移動が可能なセンターウォークスルーも採用した。運転席シートリフターとチルトステアリングを全車に標準装備する。

エンジンは「スイフト」と共通の1.2L(リッター)。ロー/ハイ2段の副変速機構付きCVTを搭載し、キビキビとした走りと燃費の向上を両立させた。10・15モード燃費は20.0~22.5km/L。全車がエコカー減税に適合しており、自動車取得税と自動車重量税が75%減税される。

内外装のデザインは、様々な世代に受け入れられる質感の高いものとした。フロントはスケルトングリルなどで存在感を高め、リヤは横基調のデザインで、安定感・幅広感を際立たせた。インパネのデザインは、センターウォークスルーの動線をイメージしたT字のテーマと、奥行きを感じさせる楕円フォルムを組み合わせた。

安全性の面では、軽量衝撃吸収・歩行者傷害軽減ボディ、SRSエアバッグ、SRSサイドエアバッグ(S、Xのフロントシート)、頭部衝撃軽減構造インテリア、ELR3点式シートベルト(リヤシート)などを装備した。

フロントビュー (G)

リアビュー (X)

インパネ (S)

インテリア (S)

後席両側スライドドア

カーゴスペース