三菱電機は、デジタル写真プリントシステムへの組み込みに最適な業務用デジタルカラープリンタの新製品として、ダブルデッキの「CP-D707D」とシングルデッキの「CP-D70D」を発表した。2011年1月25日から発売され、価格はCP-D707Dが386,400円、CP-D70Dが260,400円。

ダブルデッキの「CP-D707D」(左)とシングルデッキの「CP-D70D」(右)

新製品は、電源部分を冷却する風路とサーマルヘッドを冷却する風路を、プリンタ内部セパレータで分離し、電源冷却風路から侵入するチリやホコリがプリンタ内部に混入することを抑え、チリやホコリによるプリント不良を抑制している。また、新開発の画像処理アルゴリズム採用により、サーマルヘッドの熱履歴制御を最適化することで、1ドットのラインをよりクリアにプリントできるようにしている。

いずれもプリント方式は、昇華染料熱転写フルカラー方式で、解像度は300×300dpi。プリント時間は、L判の場合CP-D707Dが約5.4秒、CP-D70Dが約7.7秒。インタフェースはUSB 2.0。外形寸法/質量は、CP-D707DがW275×D446×H340mm/22kg、CP-D70DがW275×D446×H170mm/約12kg。CP-D707Dは、L判を従来モデル比約1.3倍の900枚まで補給せずに印画可能で、CP-D70Dは、L判で450枚の印画可能。