2011年1月31日より、東京工芸大学 写大ギャラリーにて写真家の土門拳氏の『古寺巡礼』の写真を展示する"土門拳写真展「心」-古寺巡礼第四集より-"が開催される。

左:中尊寺大日如来坐像(一字金輪)面相 中:中尊寺金色堂内陣中央壇 阿弥陀如来坐像上半身 右:高山寺白光神立像上半身

『古寺巡礼』は、写真家の土門拳氏が日本各地の古い寺院や仏像等を撮影しまとめた、全五冊からなる写真集で、飛鳥時代を始め、奈良、平安を経て、鎌倉、室町、桃山に至るまでの作品が収録されている。

このたび東京工芸大学 写大ギャラリーにて行われる同展では、強い信念に支えられ「情緒的にあるいは懐古的に被写体と接したことはない」と土門氏が語った第四集に焦点を当てて、土門氏の心に見えた仏像に注目し構成されているとのこと。

展示作品は、カラー・白黒写真約45点。会期は2011年1月31日より3月21日まで。会場は東京工芸大学 中野キャンパス内の写大ギャラリーにて。入場は無料。