ディー・エヌ・エーは12月15日、全世界に向けたスマートフォンの展開を開始し、国内では国内スマートフォン版モバゲータウンに当たる「モバゲータウン for Smartphone」の提供をスタートした。

モバゲータウン for Smartphoneでは、携帯版モバゲータウンとIDを連携させ、携帯版と同様にアバター、日記、サークルなどのコミュニティ機能や同社が提供しているソーシャルゲーム「怪盗ロワイヤル」などが利用できる。

2011年4月からは、モバゲータウンのiPhone/Android向けアプリケーションの提供が開始されるほか、ゲームデベロッパーからはアプリケーションとしてゲームが提供される。

モバゲータウン for Smartphoneの画面

今回のスマートフォン展開に伴い、DeNAの子会社である米ngmocoが有するゲームコミュニティプラットフォーム「plus+ Network」の名称を変更し、海外統一ブランド「mobage」としてサービスを開始する。

また、ゲームデベロッパーがモバゲータウン for Smartphoneとmobageでゲームを公開する際に、1度の開発でiOSとAndroidの双方でゲームを展開できるゲーム開発エンジン「ngCore」も提供される。ゲーム開発用として、ngCoreを用いないNative SDKも提供される。

現在810本以上あるモバゲーオープンプラットフォーム上のゲームには、2011年3月よりスマートフォン対応プログラムが提供される。

同社はモバゲータウンを中核とするソーシャルゲームプラットフォームの強化を推進しており、「X-device」、「X-border」を柱とする戦略を推進していく。

ディー・エヌ・エーのソーシャルゲームプラットフォーム戦略