セイコーエプソンは、米E Ink製をはじめとした中・小型のセグメント表示方式の電子ペーパーディスプレイ駆動向けドライバを内蔵した、16ビットマイクロコントローラー「S1C17F57」を開発したことを発表した。すでにサンプル出荷を開始しており、サンプル価格は1個1,000円(税別)、量産出荷は2011年5月より月産100万個で開始する予定となっている。

16ビットマイクロコントローラー「S1C17F57」

また、同製品と併用することでセグメント表示容量を拡張させることができる低消費電力ドライバIC「S1D14F50シリーズ」も併せて開発、サンプル出荷を開始している。

同製品は、ROM、RAM、各種タイマ、シリアルインタフェースなどの標準機能やリアルタイムクロック、論理緩急といった時計カウント機能を備えているほか、セグメント表示方式の電子ペーパーディスプレイ駆動用ドライバや温度センサを内蔵しているため、ディスプレイ駆動だけでなく、ディスプレイの持つ温度特性による表示品質への影響を補正することが可能で、1チップで電子ペーパーディスプレイの特長を引き出すことが可能となっている。

また、同社がこれまで培ってきた半導体技術を生かすことで、スリープ時120mAの低消費電力を実現したほか、チップ厚200μmのベアチップ形態での出荷も可能なため、電池の長寿命かつ薄型を必要とするスマートカードなどの小型携帯機器にも適用することが可能となっている。

さらにS1D14F50シリーズは、ディープスタンバイ時100nAを実現しており、単体での使用においても電子ペーパーディスプレイの駆動を行うことが可能だ。

なお、すでに同社ではシチズンセイミツとS1C17F57を搭載した電子ペーパーディスプレイ一体型モジュールを共同開発しており、こちらもサンプル出荷を開始しているという。