Java Programming Language

9日(米国時間)、Apache Software Foundation (ASF)はJCPのJava SE/EE実行委員会会員を辞任すると発表した。ASFは10年間に渡ってJCPの活動に携わってきたが、もはやJCPの活動には賛同できないという姿勢を以前にもまして明確に示すことになった。

先日、Java 7および8に対する投票が実施され、どちらの仕様も賛成多数で可決された。同投票でもASFは反対票を投票している。ASFはJava 7の投票がJCPがオープンに仕様を策定するための方法であることを示す最後のチャンスだったと述べ、それを実現できなかったことで離別を決定したと説明している。

ASFの辞任表明を受けOracleはASFに対して辞任を再考し、実行委員会に留まることを求めている。OracleはJava 7やJava 8を確実にリリースしていくための活動を続けていく責任があるとし、ASFにその協力を求めている。しかし、ASFやほかの委員会メンバーが懸念しているライセンス条項に関して変更する意思はないようで、ASFが実行委員会に留まる可能性は低いと言える。