シャープはメディアタブレット『GALAPAGOS(ガラパゴス)』の販売開始となった10日、購入申込書をコンビニエンスストアでも配布することを発表した。ファミリーマート、ローソン、サークルKサンクス、スリーエフの全店に設置される。

GALAPAGOSはシャープが展開する電子書籍サービスを利用できるタブレット端末。モバイルタイプ(5.5型/39,800円)とホームタイプ(10.8型/54.800円)の2種類が用意され、家電量販店などの店頭で配布される購入申込書を送付する直販方式で販売される(詳細はこちら)。今回端末の発売にともない、コンビニエンスストアでも購入申込書の配布を開始した。ファミリーマート、ローソン、サークルKサンクス、スリーエフの全国23,758店舗で入手できる。

新井優司 シャープ ネットワークサービス事業推進本部 副本部長 兼 メディアアブレット事業推進センター 所長(一部のコンビニ店舗で行なわれた実機展示コーナーにて)

GALAPAGOSの購入申込書がコンビニで入手できるように

GALAPAGOSの販売開始となった10日、都内の一部コンビニ店舗で実機の展示が行なわれた。展示に参加した同社メディアアブレット事業推進センター 所長 新井優司氏は、「書籍を探しているユーザーは書店やコンビニに来る。書籍として考えれば電子書籍もコンビニなどで見られるようになるのは自然な流れ」と説明。まずはコンビニ店頭にGALAPAGOSの購入申込書を設置することで、利用者と電子書籍の接点を広めていきたいとした。他のコンビニエンスストアチェーンでの取り扱いについては「ご要望があればオープンにやっていこうと思う」(同氏)。

GALAPAGOSの販売開始にともない、シャープとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の合弁会社TSUTAYA GALAPAGOSが運営する電子書籍ストアサービス「TSUTAYA GALAPAGOS」もスタートした。新聞、雑誌、書籍など約24,000冊を用意。"プッシュ型"を特徴とする定期配信サービスによって、新聞や雑誌のデータをGALAPAGOSで自動的に受信できるようになっている。年内には約30,000冊にまでラインアップを拡充。また、来春には映画、音楽、ゲームなどのエンタテインメント系コンテンツも提供する予定となっている。