ロジテックは、Windows Storage Server 2008 R2を搭載したキューブ型NAS「LSV-5S4CW」シリーズを12月中旬より発売する。価格は、容量8TBの「LSV-5S8T/4CW」が298,000円(税別)、容量4TBの「LSV-5S4T/4CW」が218,000円(税別)、容量2TBの「LSV-5S2T/4CW」が178,000円(税別)。

「LSV-5S4CW」シリーズ

本製品では、Windows Storage Server 2008 R2を搭載しているため、Active Directoryのユーザー情報を利用したアクセス制限の管理が可能。同OSはWindowsのサーバーOSでありながらCALが不要なので、ユーザー数を気にせずに利用できる(ただし同時接続可能数は50クライアントに制限)。設定や管理はWindows PCからのリモート接続で行える。

各モデルは、それぞれに同容量のドライブ4台を搭載してRAID5を構成(8TBモデルは2TB×4、4TBモデルは1TB×4、2TBモデルは500GB×4)。1台のドライブに障害が発生しても、パリティデータの保持によりデータへのアクセスを維持することができる。ホットスワップ対応により、故障発生時にも動作を停止することなくディスクを交換可能だ。むろんRAID構成を変更することもできる。

1000BASE-Tに対応し、高速な1.6GHzのCPU、大容量の3GBメモリを搭載することで、高速なデータ転送を実現している。ウイルスチェックやバックアップなどを行うストレージ管理アプリケーションをNAS内にインストールして利用することもできる。

主な仕様は、CPUがVIA nano 1.3+GHz(1.6GHz)、メモリが3GB、OSがWindows Storage Server 2008 R2 Workgroup Edition。100BASE-TX/1000BASE-T対応のLANポート×2、シリアルポート(UPS接続用)×1、USBポート×4(UPS/バックアップユニット接続用)×4を装備するほか、メンテナンス用のD-Sub端子を備える。サイズはW184×D193×H280mm。重量は、「LSV-5S8T/4CW」が約7.8kg、「LSV-5S4T/4CW」が約7.5kg、「LSV-5S2T/4CW」が約6.5kg。