1月1日からEMCジャパン新社長に就任する山野修氏

EMCジャパンは12月9日、2011年1月1日付けの社長人事を発表した。新しい代表取締役社長にはRSAセキュリティ 代表取締役社長でEMCジャパン執行役員副社長を兼任する山野修氏が就任する。EMCジャパンの現社長である諸星俊男氏は代表取締役会長に就く。また、RSAセキュリティは1月1日付けでEMCジャパンと合併することになっている。

山野氏は1959年生まれ。1984年に東京工業大学大学院 制御工学専攻を修了し、同年6月から米AT&Tのベル研究所の主任研究員として勤務、その後は横河ヒューレット・パッカード(現日本HP)、オートデスクを経て、1996年、コンピュータ・アソシエイツ(現 CA Technologies)の会社設立に関わった。1998年、日本RSAに就任、マーケティング部門を統括する。翌1999年、日本RSAとセキュリティ・ダイナミックスの統合および社名変更に伴いRSAセキュリティ 代表取締役社長に就任、日本市場における営業、マーケティング、サポート、財務、人事など全部門を統括する。また、NPO法人の日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の理事を設立時から務めており、企業向けITセキュリティの啓蒙に尽力している。2001年にはスタンフォード大学ビジネススクールのExecutive MBAを修了している。

2006年に米EMCが米RSAを買収し、米RSAは米EMCの1ディビジョンになったが、日本RSAは株式会社として国内市場での営業を続けていた。今回、山野氏がEMCジャパンの社長に就任するにあたって、両社は日本市場でも統合を果たす。山野氏は2010年7月からEMCジャパンの執行役員副社長を兼任している。