文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS 協会)は、「第14回文化庁メディア芸術祭」の受賞作品を発表した。

今年度は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に、世界49カ国・地域から過去最多となる2,645作品(アート:1101作品、エンターテインメント669作品、アニメーション:425作品、マンガ:450作品)の応募があったという。各部門の大賞作品は以下の通り。

アート部門大賞

アニメーション部門大賞

『Cycloid-E』
Michel DECOSTERD / Andre DECOSTERD(Cod.Act)
(C)Cod.Act

『四畳半神話大系』
湯浅政明
(C)四畳半主義者の会

エンターテインメント部門大賞

マンガ部門大賞

『IS Parade』
林智彦 / 千房けん輔 / 小山智彦
(C)KDDI株式会社

『ヒストリエ』
岩明均
(C)岩明均/講談社

アート部門大賞は、5メートルの動くアームを持つ巨大な音響彫刻『Cycloid-E』(作者:Michel DECOSTERD / Andre DECOSTERD)。エンターテインメント部門大賞は、Twitterのフォロワーがキャラクターになってパレードする『IS Parade』(作者:林智彦 / 千房けん輔 / 小山智彦)。アニメーション部門大賞は、小説の世界観を独特な表現と演出でキャンパスライフを描いた『四畳半神話体系』(作者:湯浅政明)。マンガ部門大賞は古代オリエントを細かなエピソードで紡ぎあげた壮大な栄枯盛衰の物語『ヒストリエ』(作者:岩明均)。

なお、大賞を含む受賞作品や審査委員会推薦作品など全171作品を一堂に集めた受賞作品展を、2011年2月2日~2月13日の期間で、国立新美術館(サテライト会場:東京ミッドタウン)にて開催する予定となっている。