スカイプは12月7日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と提携したことを発表。人道支援スタッフに対して通信環境を提供する。

同社が今回UNHCRに提供する通信環境は、接続性の低いネットワーク環境であってもインターネットを介して音声やビデオ通話が可能になるSkypeで、UNHCR向けの低帯域幅版として開発された。

このUNHCR向けSkypeはUNHCRの世界120拠点に導入され、人道支援スタッフに無料、または低価格で提供される。

この通信環境はすでに人道支援スタッフ1,000人以上が利用可能な状態となっているとされており、同社とUNHCRはこれを今後2,000人規模に拡大する。2011年末までには活動地域の8割に対してSkypeを提供し、3,000人規模のスタッフが利用できるようにするという。

なお同社は今回の提携に伴い、Skype上に初めて「募金ボタン」を設置。UNHCRの募金活動への貢献も図る。

難民支援への協力を呼びかけるスカイプとUNHCRの共同サイト