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Googleは3日(米国時間)、オンデマンドビデオストリーミング企業Widevine Technologiesを買収したことを発表した。買収金額は未発表。Widevine Technologiesはデスクトップ、モバイル、組み込みデバイスなど多種多様なプラットフォームに対してデジタル保護されたビデオストリーミングサービスを提供している。特に保護されたビデオストリーミングを希望する企業に対してサービスを提供。ユーザの通信帯域を検出して自動的にビデオの品質を変更するなどの技術も有している。

買収後、Widevine Technologiesの既存の顧客に対してはこれまでと同様のサービスを提供していくという。GoogleはWidevine Technologiesの技術をベースに既存のGoogleが提供しているサービスも拡張していくと説明しており、YouTubeに対して同技術を導入する可能性がある。

今のところYouTubeはユーザが自分の動画をアップロードして利用するというスタイルが一般的。Widevine Technologiesを買収してデジタル保護されたビデオストリーミング技術を取得することで、この技術を活用したプレミアムサービスを開始する可能性がある。無償サービスに加えて、有償のプレミアムサービスを提供する方法はビデオストリーミングサービスの収益化のひとつの手段となっており、Googleの今後の展開が注目される。