アクシスコミュニケーションズ 代表取締役社長 永久茂氏

アクシスコミュニケーションズは12月2日、カナダGenetecの国内総代理店を務めるジャバテルとの販売提携を強化すると発表した。両社は今後、Genetec製のIPビデオ監視ソフトウェア「OMNICAST」を搭載したジャバテルのNetwork Video Recorder「エイロク」と、アクシスの監視用ネットワークカメラを統合したソリューションを販売していく。

OMNICASTは、データ容量の削減や映像の検索で大きな効果を発揮するIPビデオ監視ソフトウェア。各フレームの差分のみを配信してデータ容量を削減するH.264フォーマットに対応するうえ、「Iフレーム」と呼ばれる基準画像の受信頻度を1秒から20秒の間で設定することができ、JPEGベースの映像に比べて最大50分の1までデータを圧縮することができる。

ジャバテル IPセールスディビジョン 瀬陽一郎氏

また、映像データをデータベース(Microsoft SQL Server)で管理しているため、検索時のレスポンスが早いうえ、画面上の特定範囲を指定してその範囲内で動きがあったシーンのみを抽出するといった高度な検索機能も有する。加えて、5万台のネットワークカメラを1台で管理できるうえ、複数拠点で動作するOMNICASTを1つに統合できるなど、スケーラビリティに優れる点も大きな特徴の1つだという。

両社は今後、双方の製品を活用したソリューションを共同でプロモーションしていくほか、アクシスが展開しているパートナー認定プログラム「APA(Axis Product Affiliate)」にジャバテルを加え、さらなる関係強化を図っていく。

OMNICASTの画面