味の素はこのほど、東京 / ニューヨーク / 上海 / パリ / ストックホルムを対象とした世界5都市睡眠意識調査の結果を発表した。同調査は7月から8月にインターネットで行われ、各都市の30~50歳のビジネスパーソン180名(上海のみ171名)から回答を得た。

「睡眠は重要か」との問いには、5都市ともに9割以上が重量と回答。平日の標準的な睡眠時間を訪ねたところ、多い順から上海が7.28時間、ストックホルムが7.08時間、パリが6.55時間、ニューヨークが6.35時間となり、東京は最も少ない5.59時間という結果になった。

また、平日の起床時間に関する調査では、5都市ともに6:40前後であったが、就寝時間は22時台から0時台と、都市によってばらつきのある結果に。東京は、就寝時間が最も遅い0:19となっており、睡眠時間の短さは就寝時間が遅いことが原因であることが判明した。

「あなたの、平日の標準的な睡眠時間と、理想的な睡眠時間について教えてください」味の素調査

睡眠時間の理想と現実のギャップについての質問でも、最も大きかったのは東京の1時間22分で、最も少ないストックホルムは東京の約半分となる43分。睡眠に対する満足度も東京は5都市の中で最も低く、2人に1人が睡眠に不満を抱えている。それに対して、ほかの4都市の満足度は5割を超える結果となった。

東京のビジネスパーソンに「睡眠を改善したいと思いますか」と尋ねたところ、75%が改善したいと回答。しかし、実際に睡眠改善に取り組んでいるのは約38%にとどまっている。睡眠改善法に関する質問では各都市それぞれにお国柄が出ており、パリとストックホルムが音楽やお茶などによるリラックス、上海は生活改善、ニューヨークはサプリメントやグッズの利用、東京は寝る前に食事をしない、お酒を飲むなど、古い習慣を引きずった改善方法に人気があるとのこと。