10月後半に欧州、11月初頭に米国での販売が開始されたWindows Phone 7だが、日本でのリリース計画が発表される前に、早くも次期アップデートに関する話題が盛り上がっている。明確な登場時期は不明だが、数カ月内とかなり近い時期でのアップデートとなる見込みで、新機能としてはコピー&ペースト、そしてサードパーティアプリ向けのマルチタスク強化など、全体に使い勝手が大幅に強化されるようだ。

これはChevronWP7のデベロッパーChris Walsh氏のTwitterでの発言に由来するもので、Microsoft関係者から聞いた話として「WP7初のアップデートは非常に大きなものになる」ということで、「Microsoft自身がWindows Phone 8といっているくらいだ」とのコメントを紹介している。また情報源は明かせないもののこの最新アップデートは実は現行のWP7ソフトウェアがリリースされる以前より開発が進められていたもので、短期間ながらこうした大規模なアップデートが可能だったのだという。

同氏はアップデート内容について触れていないものの、「Appleが3年かかったことをMSは3カ月で実現した」と他者の発言を引用しているように、このアップデートを通してiOSで実現できているにもかかわらず、WP7では未対応または不十分な機能が補完されることになりそうだ。この追加機能の予想について、Ubergizmoではコピー&ペースト、音声ナビゲーション(AndroidのようなTurn-by-Turnタイプ)、着信音のカスタマイズ、マルチタスク強化などを挙げている。

またリリース時期について、前述のWalshie氏が「3カ月」という具体的な期間を提示していることから、10月リリースのタイミングから数えて2011年1月である可能性が高いと、Techradarなど複数の媒体は予測している。だが同氏自身は「1月とは一言もいっていない」とコメントしており、「限りなく近いタイミングのいつか」という状態のようだ。