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次はどのプラットフォームのデバイスを購入するか? - ある調査会社がスマートフォン所有者に対して行ったアンケートで、現状のプラットフォームに満足して次のタイミングでも同じ系列のものを選ぶと答えたケースはわずか25%だったという。継続利用の意向が最も強いのはAppleの59%で、残りはBlackBerryのRIMが35%である以外はおおむね低く、ユーザーが特定のプラットフォームに固執していない様子が浮かび上がってきた。

このアンケートを行ったのはドイツの市場調査会社GfKで、英Reutersが10月29日(現地時間)にその結果を報じている。調査対象はブラジル、ドイツ、スペイン、英国、米国、中国の2653人の携帯電話ユーザーで、10月と11月の期間に実施された。前述のようにスマートフォン全体における特定プラットフォームへの固執度(ロイヤリティ)は25%と低く、これをメーカー別プラットフォームで分解すると、Appleのロイヤリティ比率が59%、RIMが35%、Google Androidが28%、Nokia Symbianが24%、Microsoftが21%となった。一方で特定プラットフォームに固執しておらず、次の選択肢を決めかねているというユーザーは全体で56%存在し、Appleを除けば各メーカーはロイヤリティ確保に並々ならぬ努力が必要な状態であるといえるだろう。特にハイエンド端末での機能の差異がなくなりつつあり、差別化戦略が難しい点が問題かもしれない。

またこのアンケートは既存のスマートフォン以外の「携帯電話」ユーザーをも対象にしており、そうしたユーザーの37% (中国を除く)が次の買い換えサイクルでスマートフォンへのアップグレードを検討しているという。今後も「フィーチャーフォン」と呼ばれるローエンドモデルよりは機能が豊富なミッドレンジ機のユーザーがスマートフォンへとシフトしてくるトレンドが続くとみられ、さらなる激戦区となりそうだ。スマートフォンは端末メーカーにとっても利幅が大きく、携帯キャリアにとってはデータ通信の利用でARPUを高めやすいという理由もあり、来年以降もビジネス上の台風の目となるだろう。