富士ゼロックスは、DocuPrintシリーズの新ラインナップとしてA4判コンパクトLEDプリンタを11月9日から海外市場で販売開始し、SMB市場に本格参入した。新たに発売されたのは、フルカラーのDocuPrint CP105 b/CP205/CP205 w/CM205 bと、モノクロのDocuPrint P105 b/P205 b/M105 b/M105 ab/M205 bの計9機種。

左からDocuPrint CM205 b、CP105 b、P205 b

販売を開始したのは、中国を中心とするアジアパシフィック地域。時期は未定ながら、今後日本での販売も予定しているという。

新シリーズでは、これまでオフィス向けデジタル複合機を中心に採用されていた、自己走査型LEDを用いた高解像度LEDプリントヘッドを搭載。また、従来のEAトナーに比べて用紙への定着温度を20℃以上低下させた、EA-Ecoトナーの採用により、定着時の消費電力を最大40%低減している。また、EA-Ecoトナーラインナップの一部として、光沢を抑えた黒トナー、Eco-LGKトナーを新開発。新DocuPrintシリーズのモノクロ機種で初めて搭載している。

カラー機は、3種の単機能プリンタ(CP105 b/CP205/CP205 w)と、コピー、スキャナ、およびプリンタが一体になった複合機(CM205 b)で、解像度は1,200×2,400dpi。トナーの使用量を最大30%削減できるトナーセーブモードを搭載する。CP105 bの外形寸法はW394×D304×H234mm、重量11kgでクラス最小機種となっている。

また、CP205 wはネットワークを搭載したCP205に加え、無線LANを搭載している。印刷速度は、 DocuPrint CP105 bがカラー10枚/分、モノクロ12枚/分、DocuPrint CP205/CP205 w/CM205 bがカラー12枚/分、モノクロ15枚/分。

モノクロ機種では単機能プリンタ(P105 b/P205 b)とコピー、スキャナ、およびプリンタが一体になった複合機(M105 b/M105 ab/M205 b)を発売。カラー機同様に、LEDプリントヘッド・トナーセーブモード・EA-Ecoトナーを搭載している。印刷速度は、DocuPrint P205 b/M205 bが24枚/分、DocuPrint P105 b/M105 ab/M105 bが20枚/分。