ソフトバンクグループ3社(リアライズ・モバイル・コミュニケーションズ、ソフトバンクテレコム、ソフトバンクモバイル)は11月26日、愛知県のタクシー会社 フジタタクシーグループと共同で、スマートフォンを利用したタクシー配車管理システムの実証実験を開始したと発表した。

このシステムは、これまでのタクシー無線に代わる新たな配車管理システムとして位置付けられ、11月初旬より45台のタクシーを使って実用化に向けた実験が開始されているという。

無線による音声情報ではなく文字情報で顧客の情報の詳細を把握できるため、運転手の聞き忘れを防ぐ効果などが期待される。

実証実験で使われるスマートフォンは東芝製の「SoftBank X02T」。GPS機能を利用して配車管理が行われ、低コストかつ一元管理可能な配車管理システムの実現を目指す。

来春以降には全車両に同システムが導入される予定で、将来的には配車やナビゲーションといった運行管理のみならず、料金決済から防犯対策までシステムの適用範囲を広げる。

実証実験の概要

配車センターのPC管理画面例

タクシー社内の端末に表示される画面のイメージ