昨年、阿修羅像のソフトビニール人形をリリースしたマルサンが、再び阿修羅像を同じ手法で立体化。新たに黄金色に彩色した『世紀のソフト神仏シリーズ 戦闘神 阿修羅 黄金』を2011年1月に発売する。価格は15,750円。

太陽神とも称される阿修羅の最強形態を黄金の彩色で再現。本体の高さは25センチ、台座の高さは2.5センチとなっている

金箔押しの豪華化粧箱入り

三面六臂、つまりは3つの顔と6本の腕を持つという阿修羅。仏教における闘いの鬼神だ。仏像としては国宝である興福寺の阿修羅像が有名だが、このマルサンが放つ阿修羅像もインパクトなら決して負けてはいない。重量感がありそうな黄金色に輝く姿は鋳物にあらず。怪獣のソフトビニール人形と同じ手法で作られているのである。

興福寺の阿修羅像をほうふつとさせるどことなく憂いを帯びた表情

従来の固定観念を覆したソフビ仏像。仏壇に飾っていいのか、少々悩むところだが、マルサンによれば「45年前に弊社がテレビや映画で暴れる怪獣を、ソフトビニールという温もりある素材に置き換えて"子どもの友"にしたように、このソフト神仏シリーズをきっかけにもっと神様を身近な存在に感じてもらえたらいいですね」とのこと。確かにソフビならちょっとやそっとじゃ壊れないのがいいところ。ウルトラマンのモデルも仏像だけに、これで神様を敬う心を遊びながら養ってみるのも一興だ。

こちらは一昨年、発売された通常版。現在、再販準備中とのことだ