元モーニング娘。のメンバーで歌手の安倍なつみが26日、都内で行われた主演舞台『安倍内閣』の制作発表会見に出席した。

主演舞台『安倍内閣』の制作発表会見に出席した安倍なつみ　拡大画像を見る

同舞台は、若手政治家の夫(風間トオル)を事故で亡くした元国民的人気女優の"安倍ナツミ"(安倍)が、幽霊となって現れた夫と助け合いながら、夫の夢だった総理大臣を目指すというハートフルコメディー。

安倍晋三元首相と同姓ということから今回の企画がスタートした経緯があり、安倍は役作りのため、先月末に安倍元首相との対談を実現。「発言に責任を持たなくてはいけない」と総理の心得を伝授されたことを明かし、プライベートの時間もとれないという職務に「総理ってほんとに大変。絶対に私はなりたくないと思った。毎日、緊張感に包まれて国を背負っていくなんて、ストレスで胃に穴があいちゃいそう」と苦笑い。"日本の未来は～"と歌う「モーニング娘。」のヒット曲『LOVEマシーン』にかけて、「今の日本は曇りがかっている感じなので、日本の未来がほんとに明るくなればイイなと思う」と笑顔を見せた。

また、同会見には、共演者で元モーニング娘。の保田圭と久住小春も顔をそろえ、安倍の敵役を演じる保田は「どれだけ嫌な女になれるかな(笑)。とことん、なっちと対決していきたい」と意気込み、本格的な芝居は初めてという久住も「大先輩と一緒で緊張しています。安倍さんにひどいことを言う役なので胸が痛いですが、一生懸命演じたい」と話すなど、元モー娘。対決も見どころのよう。

最後に、安倍が「本多劇場(舞台)はほんとに客席が近い。顔の毛穴まで見えちゃうぐらい(笑)。表情が細かく見えるので、生の距離感を楽しんでいただきたいですね」とアピールし、熱演を誓う所信表明演説で締めくくった。

舞台『安倍内閣』は、12月22日～12月27日まで、東京・下北沢の本多劇場にて公演。