チヨダはこのほど、高品質の靴を990円均一の低価格で販売する「990(きゅうきゅうまる)プロジェクト」を開始した。「シュープラザ」「東京靴流通センター」「ザ・シューズ」「靴チヨダ」など約1,000店舗(北海道、東北、北陸は除く)で、総計9万3,000足限定で実施される。

「990プロジェクト」の対象となるメンズのスニーカーは、ブラック(写真左)、ブラック×グレー(同中央)、ブラック×ホワイト(同右)の計3色

「990プロジェクト」は低価格・高品質を求めるニーズに応えるべく実施されている

同社では2010年3月より「990プロジェクト」商品を立ち上げており、これが3回目の実施となる。今回、対象となる商品は、「NEXO」のスニーカー(4万8,000足限定)とレディースのムートンタイプブーツ(4万5,000足限定)の2種類。

メンズのスニーカーは3色を展開し、アッパーにはシンセティックレザー(合成皮革)を採用した。フィット感の高いカップインソールで歩きやすさを実現し、ブラック以外のモデルでは、裏地にチェック柄を取り入れるなどデザイン性にもこだわった。1年通して使える高品質なシューズを、990円の安さで販売する。

なお、同プロジェクトで販売される商品が破格の安さで提供できる理由について、チヨダでは、「絞り込んだ数社の生産協力会社に一括大量発注を行い、仕入コストを削減。また、一度にすべての商品をそれぞれの店に納品する"売り切れ御免方式"を採用することにより、倉庫での保管料を削減した」と説明。全国規模の販売網を生かした「大量発注・売り切り型」の展開により、今回の低価格を実現したとしている。