Texas Instruments(TI)は、2008年から参加している「EnOcean Alliance」の主幹メンバーとしてプロモータに就任したことを発表した。

これにより同社では、独EnOceanのエネルギー・ハーベストを使用したワイヤレス・テクノロジーへの取り組みを強化するとともに、同アライアンスに対して高エネルギー効率のICに関する専門知識を提供することとなる。

同アライアンスは、同技術テクノロジーを、電池交換不要の各種省エネビル向けテクノロジーの国際標準として確立することを目指して2008年4月に設立されたもので、世界のビル向けテクノロジー分野およびエレクトロニクス分野から160を超えるメンバー企業で構成されている。

なお、TIとEnOceanは2005年以降、良好な協力関係を構築してきており、すでにTIの複数のICがEnOceanのモジュールに搭載されているほか、2010年6月にはエネルギー・ハーベスト・テクノロジー分野における協力関係を拡大することも発表している。