歌手のやしきたかじんが司会を務める『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)のDVD第5弾『超・天皇論』(11月26日発売)と、たかじんの7年ぶりの新曲CD『その時の空』(11月24日発売)のリリースを記念した、番組の収録を兼ねた公開記者会見が19日、大阪市内の同局で行われた。

左から、やしきたかじん、辛坊治郎 拡大画像を見る

番組は、11月23日にオンエアされる『増刊!たかじんのそこまで言って委員会』(14:35~放送)。スタジオの観覧席に在阪の記者およそ30名を迎え、たかじんとフリーキャスターの辛坊治郎が質問に答えた。

 天皇・皇室問題を扱った過去の放送を収録したDVD『超・天皇論』については、辛坊が「パネラーが暴走して、テレビでは絶対使えないとオンエアでかなりカットされたトークを、ほぼノーカットで収録している。これはすごいことです」と内容の過激さをアピールした。

たかじんの新曲『その時の空』は、作詞を秋元康が、作曲を小室哲哉が手掛けていることでも話題。実は秋元とたかじんは旧知の仲で、秋元が放送作家として活躍していたころ、たかじんのラジオ番組を担当して以来のつき合い。当時はまだ"作詞家志望"だった秋元の相談に乗り、秋元の書いた歌詞を「これは歌詞じゃない。文だね」と添削? したこともあるという。

今や国民的アイドルAKB48のプロデューサーで、数々のヒット曲を持つ人気作詞家となった秋元だが、たかじんに恩義を感じているようで、今回も「喜んで作ります」と作詞を快諾。たかじんは「歌詞の中で大阪弁におかしいとこがあったから、直してって言うたらレコード会社の人が固まってた。秋元くんが"大先生"になったの忘れとってん(笑)」と大物になった秋元にも"ダメ出し"したことを明かして笑いを誘っていた。小室に作曲を依頼した経緯については、以前、会見で冗談のつもりで当時は"勾留中"だった小室に「お願いしたい」と話したところ、スポーツ紙などで大々的に報道され、先方に伝わって実現の運びとなったこという。

にぎにぎしい金のくす玉でWリリースを祝うたかじんと辛坊

CD売上目標は「100万枚までいかないまでも10万…1万ぐらい?(笑)」

さらに番組では、尖閣ビデオ問題にも言及する一幕も。ビデオを流出させたとされる神戸の海上保安官が、告白の前に読売テレビに接触していたことがわかって話題になったが、その海保官は『そこまで言って委員会』のファンだったとの情報があるとか。「めっちゃええ人やん」とゴキゲンのたかじんは海保官に対し、「これは国民の知る権利。あなたが逮捕されないのは当たり前」とメッセージを。「一回、新地に行こう! 招待するわ」と"飲み"に誘うエールを送っていた。