リサーチ・イン・モーション・リミテッドがNTTドコモ向けに提供するスマートフォン最新機種「BlackBerry Curve 9300」の事前予約が11月19日から始まった。申込みは全国のドコモショップ、量販店、一般販売店、スマートフォン用の問合せ窓口「ドコモ・スマートフォン・ケア」で受け付ける。本稿では同端末のデザインやスペックを写真でおさらいしていく。

BlackBerry Curve 9300

BlackBerry Curve 9300は、サイズが約109×60×13.9mm、質量が104gと小型・軽量なボディが特徴のスマートフォン。約2.4インチ(320×240ドット)の液晶と、有効画素 約200万画素のCMOSカメラを搭載する。

液晶下部には打ちやすいQWERTYキーボードと、片手でも容易にアイコンの選択操作を可能にするトラックパッドを備える

連続待受時間は3Gで約260時間、GSMで約310時間。microSD/SDHCカードは最大32GBまで対応しており、バッテリーカバーを開けたところにスロットがある。

背面には5倍デジタルズーム対応の有効画素 約200万画素CMOSカメラを備える

側面には音量キー、microUSB端子、3.5mmステレオミニジャック端子のほか、機能の割当てが変更可能なサイドキーを備える。例えば、右のキーに「音楽」を設定、左のキーに「Twitter」を設定することなどが可能。キーを押せば、すぐにアプリの画面が立ち上がる。

膨らんでいる部分がキーボタン(写真左)。端末下部には通話用のマイクがある

音楽再生機能も充実。本体上部には音楽再生操作用のメディアキーを搭載するほか、BlackBerry Desktop Softwareを利用すればiTunesやWindows Media Playerとのデータの同期もできる。WMA、MP3、AACなどのメディアフォーマットに対応しており、MP3ファイルを着信音やアラーム音に設定することも可能だ。

本体上部のメディアキー。再生/停止/ミュートボタン、前へキー、次へキーを備える

通信面では無線LAN(802.11 b/g)、GPS、Bluetooth 2.1+EDRなどに対応し、国際ローミングサービス「WORLD WING(3G+GSM)」、FOMAハイスピード(HSDPA3.6Mbps)をサポートする。

ちなみにドコモでは、BlackBerry向けのインターネット接続サービスの料金を12月1日から値下げする。主に個人ユーザーが対象の「ブラックベリーインターネットサービス」は月額490円に、法人ユーザー向けの「ブラックベリーエンタープライズサービス」と両方が同時に利用可能な「ブラックベリーデュアルサービス」はともに月額980円となる(3つのサービスとも現在の月額使用料金は1575円)。

また、ブラックベリーインターネットサービス、ブラックベリーデュアルサービスの利用者はiモードのメールアドレス「@docomo.ne.jp」が利用できるようになる。加えて、サイト閲覧を制限するアクセス制限サービス「ブラックベリーWebフィルタ」の提供も開始される。対応機種はいずれも、BlackBerry Bold 9700、BlackBerry Curve 9300だ。

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BlackBerry Curve 9300の主な仕様
寸法 約109×60mm×13.9mm(最厚部 約14.7mm)
質量 約104g
3G連続待受時間(静止時[自動]) 約260時間
GSM連続待受時間(静止時[自動]) 約310時間
連続通話時間(3G/GSM) 約230分/約250分
メインディスプレイ 約2.4インチ QVGA(320×240ドット)TFT液晶(65,536色)
外部メモリ microSD(最大2GB)/microSDHC(最大32GB)
カメラ機能 約200万CMOSカメラ
カラーバリエーション Graphite Gray