長野電鉄はこのほど、新型特急電車の愛称を「スノーモンキー」に決定した。同車両は旧JR東日本の253系特急電車で、新愛称の選定理由は「全面の赤色と側面の白のコントラストから猿を連想したから」。また、同社の湯田中駅よりバス15分、徒歩30分の地獄谷野猿公苑で見られる「雪景色の中、温泉に入る猿」にちなんだという。

長野電鉄が譲受した253系電車(イメージ)

こちらは本物の「スノーモンキー」(地獄谷野猿公苑)

新型特急電車の愛称は、同社と山ノ内町が共同で募集した。応募期間は10月1日~31日で、応募総数は1,364通で、内訳はメールが1,032通、はがきが332通だった。長野県内だけではなく、関東を中心に北海道や九州など広範囲から応募が寄せられ、関心の高さを示したという。

なお「スノーモンキー」に応募した人の中から、抽選で1名に「ネーミング賞」として上林温泉「上林ホテル仙壽閣」のペア宿泊券と新型特急車両試乗券、2名に「特別賞」として「道の駅 北信州やまのうち」の商品券10,000円分と新型特急車両試乗券、応募者全員から抽選で20名に「ながでんシネマきっぷ」または「日帰り楓の湯クーポン」がプレゼントされるとのこと。当選者名は公表しない。

新型特急車両「スノーモンキー」は、元小田急電鉄10000形の「ゆけむり」と共に、2011年3月から長野 - 湯田中間の特急列車として運行する予定。