三菱重工業11月18日、リチウム二次電池事業への本格参入に向け長崎造船所内に建設していた同電池の量産化実証工場が17日竣工したと発表した。同工場の年間生産能力は6万6,000kWh(中型電池換算で約40万個)。

同工場では12月から生産がスタートし、ライン稼働率、タクトタイム、電池性能の実証に取り組んでいく。実証ラインには、同社が保有するスラリー技術や印刷塗工関連技術、ターボチャージャーの量産管理技術なそが盛り込まれている。

同社は今後、2011年をめどにさらなる本格的な量産工場の着工を計画している。

三菱重工業のリチウム二次電池量産実証工場