グーグルは11月17日、 Google 日本語入力ベータ版をアップデートしたと発表した。Windows版のバージョンは「0.12.434.0」から「0.13.521.0」に、Mac版のバージョンは「0.12.421.1」から「0.13.537.1」に更新された。

Windows版とMac版の共通の主要な変更点は「変換機能の向上」と「語彙の追加」。変換機能については、「的を得る」「嘘吹く」「危機一発」といった広く知られている誤字やや誤用の一部がサジェストや変換候補に表示されなくなり、スペルチェック機能が導入がされた。

また、さまざまな辞書が追加されたことで、「顔文字(例:(`・ω・´) しゃきーん)」、「沖縄に関する語彙(例:海人=うみんちゅ)」、「外国地名の漢字表記(例:加拉巴=じゃかるた)」、「記号変換(例:やじるし、ゆきだるま)、「当て字読み(例:理由<わけ>、宇宙<そら>、鎮魂歌<れくいえむ>」、「麻雀用語(例:平和=ぴんふ)」といった語彙が増えている。

Windows版については、日本語入力に用いるAPIがTSFからIMM32に変更され、これにより特にWindows XP環境での安定性と互換性が大幅に改善したほか、キー入力への反応が速くなった。

Mac版については、日本語キーボードでの円記号キーをバックスラッシュとして扱うことが可能になったほか、設定ダイアログと辞書ツールが別なアプリケーションとなった。