リコーは、A4対応のカラーレーザープリンタの新製品として、カラー/モノクロ毎分25枚印刷の「IPSiO SP C320」、およびカラー/モノクロ毎分30枚印刷の「IPSiO SP C420」、「IPSiO SP C420ME」の3機種を発表した。IPSiO SP C320は価格が108,000円(税別)で12月3日より、IPSiO SP C420は価格が178,000円(税別)で11月25日より、IPSiO SP C420MEは価格が348,000円(税別)で2011年1月25日より販売される。

「IPSiO SP C320」

「IPSiO SP C320」は、IPSiO SP C310の後継機で、中・小規模のオフィス向け製品。自動両面印刷機能を標準搭載し、本体の耐久性を従来機の2倍に高めており、最大36万ページの印刷が可能だという。標準消費電力量(TEC値)は2.64kWhで、従来機との比較で約25%削減しているほか、周囲が暗くなったことを検知し本体の電源を自動的に切る「明るさ検知自動電源オフ」機能を新たに搭載している。

「IPSiO SP C320」

解像度は1,200×1,200dpi、2,400dpi相当×600dpi、600×600dpi、給紙量は標準で給紙トレイが500枚、手差しトレイが100枚で、最大は1,100枚。インタフェースは、標準が10BASE-T/100BASE-TXとUSB 2.0で、オプションで1000BASE-T、パラレル、無線LAN(IEEE802.11a/b/g)、Bluetoothに対応する。対応OSは、標準がWindows 2000/XP/Vista/7、Windows Server 2003/2008で、オプションでMac OS 8.6以上およびMac OS X 10.1以上に対応。外形寸法はW400×D480×H387mm、重量は約29kg。

「IPSiO SP C420/C420ME」

IPSiO SP C420は、IPSiO SP C411の後継でリコーのA4カラーレーザープリンタのラインナップの最上位機種に位置づけられ、最大60万ページの印刷ができる耐久性を実現している。新たにオプションの増設トレイを最大3段まで装着可能にし、最大5ウェイ/2,300枚の給紙ができる(標準は給紙トレイ:550枚、手差しトレイ:100枚)。標準消費電力量(TEC値)は3.97kWhで、オプションのハードディスクを装着した際、これまで別途購入が必要だったハードディスクのデータを暗号化する機能や、残存データを消去する機能を標準搭載している。両面印刷は標準で対応している。

「IPSiO SP C420」

「IPSiO SP C420ME」

IPSiO SP C420MEは、IPSiO SP C420をベースにした調剤業務用医療モデルで、 標準でトレイ3段(550枚×3段)、手差しトレイ(100枚)に加え、オプションでトレイを1段(550枚)増設でき、最大5種類の薬袋やお薬情報シートをセットすることが可能。

解像度はともに1,200×1,200dpi、2,400dpi相当×600dpi、600×600dpi、インタフェースはいずれも、標準が10BASE-T/100BASE-TXとUSB 2.0で、オプションで1000BASE-T、パラレル、無線LAN(IEEE802.11a/b/g)、Bluetoothに対応する。対応OSはいずれも、標準がWindows 2000/XP/Vista/7、Windows Server 2003/2008で、オプションでMac OS 8.6以上およびMac OS X 10.1以上に対応。外形寸法/重量はIPSiO SP C420がW446×D589.5×H487mm/約50kg、IPSiO SP C420MEがW671.5×D640×H1,027mm/約78kg。