アップルと電通、日本国内でのモバイル広告配信「iAd」で協業

アップルと電通は11月10日、モバイル広告ネットワーク「iAd」について、日本国内におけるパートナーシップ契約を締結したことを発表した。両社は今後、2011年の早い時期に同サービスを展開する予定。

iAdはiPhoneやiPadなどのアプリ開発者に対して広告による新たな宣伝手段や収益源を提供することが主な目的とされており、すでに米国では7月からサービスが開始されている。

ユーザーは使用中のアプリを終了することなく広告に表示された商品やアプリを購入することが可能で、アプリ開発者は、iAd経由での製品売上に対して60%の広告収益が受け取れるとされている。

なお開発者は、iOS SDK 4によってアプリをiAdに対応させることができる。

実際の広告制作進行やメディアプランニングなどiAdに関する一連のサービス提供は、電通の子会社 サイバー・コミュニケーションズ(cci)が担当する。