SophosがMac用の無料アンチウイルスソフトウエア「Sophos Anti-Virus for Mac Home Edition」の提供を開始した。Mac用無料ウイルスチェッカーというとClamXavがすでに存在するが、Sophosは「Mac向け初のビジネス水準の無料アンチウイルスプログラム」と、高い信頼性をアピールしている。

Sophos Anti-Virus for Macでは、オンアクセスとオンデマンドの2つの方法でウイルスをスキャンできる。オンアクセスではファイルにアクセス(開く/コピー/移動など)するたびに、自動的にウイルススキャンが実行される。デフォルトではオンアクセスがオンになっている。オンデマンドはユーザーの任意によるスキャン方法で、以下の3つが用意されている。

オンデマンドスキャンの画面。上はローカルドライブスキャン、下はカスタムスキャン。脅威が検出された場合、隔離マネージャーを開いて対策を講じる

  • ローカルドライブスキャン:ローカルボリュームの全てのファイルをスキャン
  • カスタムスキャン:スキャンするファイル/フォルダ/ボリュームをカスタマイズ
  • ファインダーアイテムスキャン:ファインダーから特定のファイル/フォルダ/ボリュームを選択してスキャン

ユーザーインターフェイスがシンプルで使いやすく、またメニューバーのSophos Anti-Virusのアイコンを通じてひと目で保護の状態を確認できる。Sophosは保護優先という観点から、特定の必要性や解決すべき問題がない限りはデフォルトのままの使用を推奨している。

システム要件は、Intel CPUまたはPowerPCを搭載したMacで、256MBのメモリと150MBのディスクスペースが必要。対応OSはMac OS X 10.4 "Tiger"以降となっている。日本語をサポートしているが、11月2日時点ではSophosの日本語サイトでの提供は始まっていない。英語サイトから入手する必要がある。