キヤノン、プロダクション向け複合機「imagePRESS(イメージプレス)」シリーズの新製品として、商業印刷から企業内印刷までのニーズに対応した「imagePRESS C7010VP/C6010」を11月下旬より発売する。

imagePRESS C7010VP(オプション装着時)

同製品は、プロダクション向け複合機の最上位機種として、オフセット印刷に迫る高画質・高精細を実現し、高い生産性を誇る「imagePRESS C7000VP/C6000」の後継機。カラー/モノクロともにA4ヨコでC7010VPは毎分70枚、C6010は60枚の出力スピードを備える。

いずれの製品も、キヤノン独自の電子写真技術を結集することで、高画質・高精細デジタル印刷を実現。新たに「トナー濃度安定化技術」を搭載し、現像器内のセンサーで検出した温湿度からドナーの帯電量を予測し、より精度の高いトナー濃度の抑制が可能となっている。

また、2つの定着器を搭載する「デュアル定着システム」を採用。用紙の種類により搬送経路を変えることで、紙厚にかかわらず等速のプリントを実現している。さらに、新たに開発されたサーバーにより、データの処理速度を向上させたほか、片面と両面の印刷が混在している場合は、片面印刷の後ろにある両面印刷の片面側を先に印刷し、反転搬送の間に次ページを印刷する「追い越し制御」を搭載するなど、時間を短縮している。

発売は11月下旬で価格はC7010VPが2,150万円から、C6010が1,850万円から。詳細はこちらを参照。