Ubuntu 11.04、GNOME Shellの採用見送り

Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

2011年3月にリリースが予定されているGNOME 3.0は従来のリリースと比較して革新的なプロダクトになる見通し。GNOME 3の注目点はいくつもあるが、そのなかでも特に注目すべきは次の3点ということになる。

  • Clutterツールキットの導入 - OpenGL/OpenGL ESを利用したツールキット。Clutterを使って開発されたアプリケーションはGPU H/Wアクセラレーションの恩恵を受けられるほか、3D/2Dの高速レンダリングが可能になる。
  • Mutterコンポージットウィンドウマネージャ - 現在のGNOMEのウィンドウマネージャはMetacity 2系。メンテナンス程度に留まっている。MutterはいわばMetacity 3といえるプロダクトで、Clutterツールキットを採用した新しいウィンドウマネージャとなる。類似アプリにはCompizなどがある。
  • GNOME Shell - Mullterのプラグインとして提供される新しいUI。ユーザから見た場合にGNOME 3をもっとも特徴付けることになる操作UIとなる。

MutterとGNOME Shellは密に連携している。GNOME Shellを使いたい場合はMutterが必要という状況だ。注目の的になっているが、2011年4月に登場が予定されているUbuntu 11.04では、MutterとGNOME Shellの採用は見送る方針。Mutterの代わりにCompizを、GNOME Shellの代わりにCanonicalが独自に開発したUnity shellが採用されるとみられる。性能や品質の面でCompizとUnity shellの方が優れているというのがCanonicalの現在の判断のようだ。

UbuntuはGNOMEベースのディストリビューションであり、MutterもGNOME Shellもパッケージインストールが可能。説明通りならデフォルトで有効になるのは、少なくともUbuntu 11.04ではないようだ。しかしこの決定に対するコミュニティの反応はさまざまで、最終的にどういったコンポーネントがデフォルト採用されるかはまだ不透明。



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