Internet Protocol version 4

18日(オランダ時間)、IPアドレスやAS番号の配分を担当している組織であるNROは、未配分のIPv4アドレスの割合が残り5%を下回ったことを発表した。2010年1月の段階ですでに残り10%を下回っていたが、わずか9ヶ月の間にさらに5%が割り当てられたことになる。

NROは世界中のそれぞれの地域でインターネットリソースの割り当てなどを担当している5つのRIR組織(AfriNIC、APNIC、ARIN、LACNIC、RIPE NCC)へIPアドレスやAS番号の割り当てを担当する組織。IPv4のアドレス空間を256のブロックに分割し、ブロックごとに各RIRへIPv4の割り当てを実施している。現在残っているブロック数は12であり、IPv4の全アドレス空間の5%を切ったことになる。

このままのペースでアドレスが消費され続ければ、2011年の早い段階で次の5ブロックがそれぞれのRIRへ割り当てられることになり、残りは7ブロックになる。NROは今まさにIPv6の活用へ向けた行動を起こすタイミングにきていると説明している。