お笑いコンビ・ブラックマヨネーズの吉田敬が、大阪府枚方市にある遊園地「ひらかたパーク」のCMキャラクター"ひらパー兄さん"の座をかけ、相方の小杉竜一を相手に繰り広げている「ひらパー兄さん選挙」の得票アップを狙った「がんばれ吉田!」キャンペーンを17日、吉本興業のお笑いフェスティバル「LIVE STAND 2010 OSAKA」(インテックス大阪)の会場内で開催した。

ブラックマヨネーズが戦う「ひらパー兄さん選挙」で相方・小杉(右)のネガティブキャンペーンを行う吉田 拡大画像を見る

"ひらパー兄さん"は昨年4月からテーマパーク「ひらかたパーク」のテレビCMなどで小杉が演じているキャラクター。子どもの悩みに「ひらパーで、○○ちゃえよ」と答えるさわやかな兄貴ぶりがうけ、関西で大人気となっている。そんな相方に嫉妬? した吉田が「兄さん交代」を掲げて2代目"ひらパー兄さん"に立候補。"現職"の小杉と一騎打ちの選挙戦をぶち上げ、今年7月から同パーク内で投票が行われているが、小杉77372票、吉田41634票と小杉が大差でリードしている。

この日、吉田が大逆転を目論んで行ったキャンペーンでは、「吉田新聞」なるPR紙を来場者に配布。小杉が「ひらかたパーク」のCMに出演しながら、実は同じ大阪にある某有名テーマパークの大ファンであるという"二股疑惑"を書きたてるネガティブキャンペーンを展開した。さらに、あらかじめ吉田の名前に○をつけた"吉田にしか票が入れられない投票用紙"を配って投票をさせる集票活動を繰り広げた。

また、会場内の特設ステージに小杉を連れて登場し、観覧者を強制的に"吉田支持者"とする「吉田党大会」を開催。小杉の"二股疑惑"を追及したほか、「私、今まで小杉の恋愛も全部見てます。25歳の女性とつき合って30歳になったらポイ。26歳の女性とつき合って30歳になったらポイ。こんな人間に"ひらパー兄さん"やらせても、あと4年も経てばポイですよ」と女性関係まで持ち出して相方を批判。小杉に圧倒的な票差を指摘されると、「お前の安っぽい笑顔に騙されてるだけや!」と猛反撃を見せた。

小杉に対し、吉田はエンガチョ(絶交)のサインを掲げて批判

PR紙「吉田新聞」の裏には吉田の巨大な笑顔が。党大会では、これを支持者? に掲げさせて決起を呼びかけた

さらには「吉田票に限り、1日10回まで投票OKです!」と不正? までうながした吉田は「みなさん、こうやって出会えたわけですから、用紙も握っているし、投票しないとどうかしてるぜっ!」と投票をアピール。負けじと小杉も「俺だってまだ票を伸ばす気ありますから! ヒーハー!」と持ちギャグで訴え、一歩も引かない構えを見せていた。

そんななりふり構わぬキャンペーンで集票を狙った吉田だが、この日の得票は3168票。小杉との差を大きく縮めるには至らなかったが、めげる様子のない吉田は「35000票差なので、まだまだ結果はわからないですね!」とまだまだ強気。なお、「ひらパー兄さん選挙」は11月22日まで「ひらかたパーク」園内で投票を受け付け、11月23日"いい兄さんの日"に同パーク内で開催される開票イベントで"ひらパー兄さん"が決定する。