NECおよびNECパーソナルプロダクツは、業務用の小型複写感熱プリンタ「MultiCoder 502L3D-98」シリーズ2モデルおよび秘匿感熱用紙を製品化し、18日より販売すると発表した。価格は、USB 2.0モデルの「MultiCoder 502L3D-98」が260,000円(税別)、LANモデルの「MultiCoder 502L3DL-98」が298,000円(税別)、「秘匿感熱はがき」が46,500円(2,000枚)からとなっている。シリーズ全体で今後1年間に10,000台の販売を見込んでいる。なお、502L3DL-98は標準でUSB接続も可能。

「MultiCoder 502L3D-98」シリーズ

新製品は、1秒間に最大3インチ(76.2mm)の印刷が可能で、2枚で構成されている複写感熱用紙への印刷に対応している。ハクリ可能な情報保護紙を感熱紙に圧着した「秘匿感熱用紙」に直接印刷することができ、標準サプライ品として提供する「秘匿感熱はがき」を利用することで、情報を隠したまま印刷することができる。また、2枚複写感熱用紙は、荷物の送り状や納品書などに利用できるラベル加工を施すなどのカスタマイズも可能。

印刷ヘッド密度は12ドット/mm(305dpi)、対応用紙サイズは、幅が28~118mm、長さが100~254mmで、最大印刷範囲は、幅105.7×長さ251mm。外形寸法は、W188×D245×H170mm、重量は約2.6kg~2.8kg。