シンガポール航空は5日、機内でWi-Fiインターネット接続および携帯電話通信を利用できる通信サービスを、2011年上半期中に導入すると発表した。同サービスは、エアバスとSITAが出資・運営するグローバルITプロバイダー「OnAir」との業務提携により実現。

シンガポール航空B777-300ER型機のファーストクラス。11月1日羽田就航予定

これにより、Wi-Fiインターネットを機内で利用できるようになるほか、GSM機能搭載の携帯電話端末を使ったショートメッセージサービス(SMS)の送信、ブラックベリーやiPhoneなどのスマートフォンでの電子メール送受信などが可能となる。日本路線では、成田 - シンガポール線(A380型機)、および11月1日に就航予定の羽田 - シンガポール線(B777-300ER型機)が導入計画の対象となっている。

携帯電話の通信料は、利用者の携帯電話の契約通信会社から月額請求時に明記される。インターネット接続に関しては、利用時に機内エンターテイメントシステムからインターネットサービスのサインアップ画面にてログインが必要となる。通信料金設定の詳細は、サービス導入時に改めて発表する予定。