東芝は10月4日、スマートフォンなどの情報端末からクラウドサービスを用いて録画番組の情報を日本中のユーザーで共有する「タグリストシェア」サービスなどを提供するテレビ視聴サービス「レグザAppsコネクト」を開始すると発表した。

同サービスは、テレビ、レコーダー、スレート型タブレットPC、スマートフォンなどを連携させたもので、同社製の液晶テレビ「CELLレグザ」やレコーダー「レグザブルーレイ」・「RDシリーズ」向けに、iPhoneやiPadなどでサービスが利用できるiOS版アプリを10月下旬から無償で配布する。Android 版、Windows7 版も順次展開される予定。

レグザAppsコネクトの仕組み

タグリストシェアとは、録画保存した番組の話題のシーンなどから興味のあるものだけを選んで効率良く視聴したいというユーザーのニーズに対応したサービス。具体的には、録画した番組の話題のシーンや音楽番組の出演者ごとの頭出しなどの情報を、「タグ」というコメント付きの時間情報としてまとめた「タグリスト」として専用サーバ上で全国のユーザー間で共有・活用する。

今後、タグリスト内のシーンに対するコミュニティ「リタグ」も開始が予定されているほか、スカパーJSATが一部コンテンツで公式タグリスト提供を検討している。

タグリストシェアの仕組み

今回、テレビやレコーダーなど最大20台の機器を1台のiPhoneなどの情報端末において指先の動きだけでリモコン操作できる「タッチリモコン」アプリが開発された。同アプリは、タイムバーをスライドして見たいシーンをすぐ探すことができる「タイムバーサーチ機能」や画面をなぞるだけで直感的な操作が可能な「ジェスチャーコントロール機能」を備えている。