OKIデータは、A3モノクロLEDプリンタ「B840dn」、「B820n」の2機種、およびA4カラーLED複合機の「MC561dn」、「MC361dn」の2機種を発表した。いずれも10月上旬より出荷を開始し、価格はB840dnが141,540円、B820nが99,540円、MC561dnが131,040円、MC361dnが118,440円。

今回発表された4機種は、5年間無償保証を特徴とする「COREFIDO(コアフィード)」ブランドで、これにより、すでに発表済みのA3カラープリンタ、A4カラープリンタ、A3カラー複合機、A4モノクロプリンタを含め、同社の6つの国内プリンタ・複合機市場すべてでCOREFIDOブランド製品が販売されることになる。同社がユーザーに行ったアンケート調査では、約3割のユーザーが購入理由として5年間無償保証を挙げているという。

国内プリンタ・複合機市場

OKIデータ 代表取締役社長 杉本晴重氏

OKIデータ代表取締役社長の杉本晴重氏は、「OKIデータはこの厳しい環境の中、2010年度の上期の実績は前年同期比プラス17%の売り上げを達成した。この上期の勢いをさらに加速すべく、A3モノクロプリンタ、A4カラー複合機市場に新商品を投入し、すべての市場で販売台数の大幅増を狙う」と意欲的なコメントを発表。そして、A3モノクロLEDプリンタについては、今後1年間で30,000台、A4カラーLED複合機については3,000台を販売したいとした。

A3モノクロLEDプリンタ「B840dn」「B820n」

B840dnは解像度が1,200×1,200dpi、600×600dpiで、印刷スピードは毎分40ページ、B820nは解像度が600dpi×2,400dpi、600dpi×1,200dpi、600dpi×600dpiで、印刷スピードは毎分35枚。両機とも自動両面印刷に対応し(B820nはオプションで対応)」、新開発の低温定着トナーを採用することで、ファーストプリント5秒を実現した。環境面においては、「Green ASIC」を搭載し、スリープ電力0.9Wを実現したほか、低温定着トナーにより従来機と比較して定着エネルギー効率を約20%向上したという。そのほか、オプションで、ICカード認証(内蔵型)にも対応する。

「B840dn」

「B820n」

給紙容量は標準で690枚、オプションで最大1,850枚。インタフェースは、USB、パラレル、10/100BASE-TX有線LAN。外形寸法/重量は、B840dnがW485×D521×H373/約26kg(消耗品含まず)、B820nがW485×D450×H373/約22kg(消耗品含まず)。

A4カラーLED複合機「MC561dn」「MC361dn」

MC561dn、MC361dnは、コピー、プリンタ、スキャナ、FAX機能を備えたカラーLED複合機。新商品は、同社初の自社開発スキャナを搭載し、自動両面プリントに加え、自動両面スキャナ機能を搭載する。また、従来機種と比較して、高さで約8cm、容積で20%以上の小型化を行っている。そのほか、最初にまず読取原稿を反転させるという独自の自動両面スキャン機構により、用紙ルート長を従来より20%短縮させている。環境面では、プリンタ用「Green ASIC」と新開発のスキャナ用「Green ASIC IM」を搭載し、チップ内の未動作回路電力まで制御することにより、スリープ電力1.5Wを実現している。また、オペーレーションパネルも一新し、グラフィックでナビゲーションする3.5型のLCDパネルを搭載し、MC561dnは、QWERTYキーボードを備えている。

「MC561dn」

「MC361dn」

プリンタ用「Green ASIC」と新開発のスキャナ用「Green ASIC IM」

LCDパネルを搭載したオペーレーションパネル

プリンタ機能は、MC561dnは最大解像度が600dpi×1,200dpi、印刷スピードはモノクロが毎分30ページで、カラーが毎分26ページ。MC361dnは最大解像度が600dpi×1,200dpi、印刷スピードはモノクロが毎分24ページで、カラーが毎分22ページ。両機とも標準で自動両面印刷に対応する。給紙容量は標準で390枚、オプション装着で970枚。スキャナは解像度が1,200dpi×1,200dpi。インタフェースは、USB、10/100BASE-TX有線LAN。外形寸法/重量は、いずれもW427×D509×H444/約29kg(消耗品含む)。