ソニーと東京電力は9月29日、共同で木質バイオマス発電事業などのグリーン電力事業を行う新会社「サステナブルグリーンパワー株式会社」を設立すると発表した。

新会社は、ファーストエスコの100%子会社である白河ウッドパワーが福島県白河市に保有する木質バイオマスのみを燃料とする大信発電所(発電出力11,500kW)の事業譲渡を受け、同発電所が発電した電力を、特定規模電気事業者を通じてソニーの事業所に供給する予定。

新会社の設立時期は2010年10月上旬、出資構成は東京電力60%・ソニー40%を予定している。

ソニーは現在、「グリーン電力証書」を通じて、再生可能エネルギー利用による温室効果ガス排出量の削減を進めているが、同事業により、新たにグリーン電力を自社の事業所に直接供給する取り組みに着手することになる。